令和4年度 調布市立図書館利用者懇談会(第2回)報告

1 日時 :令和4年11月24日(木)午後2時から午後3時30分まで
2 会場 :深大寺分館 集会室
3 参加者:調布市立図書館利用者2人、図書館職員6人
4 内容(要旨) 

(1)館長挨拶

本日は大変お忙しい中、ご参加いただきありがとうございます。コロナウイルス感染拡大もあり、分館での開催は約3年ぶりです。
利用者懇談会は平成13年から利用者の声を運営に生かす目的で始まりました。現在、感染対策でマスク着用や短時間でのご利用、消毒のご協力をお願いしている状況です。今後、コロナ禍でどのような図書館運営が必要になってくるか常日頃から考えていく必要がありますので、みなさんの奇譚のないご意見をいただきたいと思います。

(2)予約の本が届くまで

予約・リクエストの申込方法や未所蔵資料の新規購入・他自治体図書館から借用する場合など、予約資料が利用者の手元に届くまでの流れについて資料を用いて説明した。

(3)調布市立図書館事業報告・計画について  

「令和3年度調布市立図書館事業報告」を用いて、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言下でのサービスの工夫、実施事業について説明した。また「令和4年度調布市立図書館事業計画」を用いて、運営方針や主要事業をはじめ、つげ義春展の開催、施設設備、電算システム更新について説明した。

(4)参加者自己紹介

○=利用者、●=図書館

○旧深大寺分館や旧中央図書館の頃からよく利用している。小学生の頃から図書委員などをしており、図書館というものがどういうものか身に染みている。だから紙の本というものをとても大事にしており、書き込み等は自分の本でも図書館の本でも一切したことがない。図書館から2回連続で確認の電話がきてがっかりし、辛い思いをした。
○中央図書館の蔵書の多さは全国的に誇れる。資料に関する相談員の方や、予約のシステムなども非常にありがたい。図書館というものがとても身近なものである。パソコンのシステムも進んでおり、スピード化は目覚ましいものがある。
○北の台まちづくりネットワークで活動をしている。3年前のコロナ以前は、図書館にもまちづくりネットワークの朝市へ協力してもらっていた。またいつか参加してほしい。
○いつも他の自治体から取り寄せてもらうことが多い。今日の説明でどのような手間がかかっているのか分かった。
○リサイクル本のおかげで、コロナ禍において本の備蓄ができた。また、コロナが流行し始めた時も図書館が開いていたおかげで、コロナ関連の本を借りることが出来てよかった。書店も開いていたが、感染症の本は少なかった。
○リサイクル本のシールの表示を工夫してほしい。持ち帰ったリサイクル本を読み終え、その本だけをごみに出した時、図書館という表示があったためか回収してもらえなかった。

(5)懇談会

○市外の図書館へ予約の依頼を出すときは、利用者の名前も伝えているのか?
●伝えていない。

○電算システムの入れ替えによって、利用者にも影響はあるのか?
●みなさんが図書館を利用するうえで、目に見えた変化はない。システムやインターネットは年々新しくなっている。ソフトウエア等を更新せずにおくと、使用できなくなってしまう。そのための電算入れ替えである。

○中央図書館にある自動貸出機は1冊ずつの貸出しかできない。三鷹市の図書館は一度に複数冊の本の貸出ができる。また、三鷹市の利用カードには、借りた本の返却期限が表示される。調布市もできるようになることを期待している。
●今回の電算入れ替えでは対応していない。
●三鷹市は本にICタグをいれているため、自動貸出機で一度に多くの本を貸出することができる。利便性も高まるので、我々もいれたいとは思っている。今回のようにたくさんのご要望をいただければ、予算獲得の際に多くのご希望をいただいていることを押すことができる。

○家に本の置き場がなくなってしまった。それから図書館をよく利用するようになった。本の相談等でも、親身になってもらった。そういった利用方法や、今回の「予約の本が届くまで」のような内容をもっと市報などで周知する計画はないのか。
●図書館のいろんなサービスについて、市民のみなさんや利用者に知っていただく必要はある。市報やホームページ等でお知らせしたい。

○ホームページなどのインターネットは、シニアにとって少し苦手。回覧など行うと反応が 違う。
●館内の掲示板でもお知らせなどは出している。
●現在市報は全戸配布している。数か月前には一面で特集してもらったこともあった。年に1度できたら…

○北の台まちづくりネットワークの活動で、図書館周辺の除草をしたり、花を植えたりしている。根が深い部分も多いので、一度全ての草をなくして植え替えたりできるとよい。また、利用者が「きれいだな」「入りたいな」と思わせるような図書館作りをするために、中だけでなく外のことにも予算を割いて欲しい。
●緑化率の関係もあり、完全になくすことが出来ない部分もある。

○図書館内(おはなし室以外)で親子が読み聞かせをしていることがあるが、それはいいのか。
●許可するとかそういう問題ではない。一般室と子ども室は分けているので、子ども室の方で行っていただければと考えている。

○図書館として、利用冊数の理想などはあるのか。
●図書館の予算を増やすためのアピールポイントとして、利用者の満足度などを示す必要がある。何をもって満足度と捉えるかというと、貸出数や登録者数など色々な見方がある。そのため、目標にしている理想の利用冊数等はないが、利用数が増えていけばアピールポイントになりうると考えている。

(6)副館長挨拶

図書館は本を読む人を増やしたいし、そういった方々を応援していく仕事だと考えているので、引き続き何かあればどうぞおっしゃってください。本日はありがとうございました。