平成28年度 調布市立図書館利用者懇談会(第1回)報告
- 1 日時:平成28年11月24日(木)午後2時から午後4時まで
- 2 会場:文化会館たづくり10階 1001学習室
- 3 テーマ:「新ぴゅー太(館内検索パソコン)を使いこなそう」
- 4 参加者:調布市立図書館利用者11人、図書館職員7人
- 5 内容(要旨)
(1)館長挨拶及び職員紹介
今回のテーマで、新しいパソコンの検索のコツをおわかりいただき、より図書館を便利に使っていただきたい。
また、懇談会では色々とご意見を伺うことができればと思います。
(2)「新ぴゅー太(館内検索パソコン)を使いこなそう」報告
資料「ぴゅー太を使いこなそう」を元に、タッチ操作での予約の流れ、キーボード操作での巻数順予約等を説明する。
(3)「平成27年度調布市立図書館事業報告」及び、「平成28年度調布市立図書館事業計画」について
「平成27年度調布市立図書館事業報告」「平成28年度調布市立図書館事業計画」の説明を行った。
(4)参加者自己紹介
○=利用者、●=図書館
- ○図書館を自分の書庫のように使わせてもらっている。わからないことはたくさんあるが、そういう時には力添えいただけると助かる。
- ○懇談会は、今回初めて参加する。ネットでよく本を予約する。今回システムが変わったということで、興味を持って参加した。
- ○本棚代わりに図書館を利用している。
- ○昨年から書架整理のボランティアをしていて、宅配のボランティアもしている。本が刺激になる。本が好きなので懇談会に参加した。
- ○今回初めて参加した。宅配のボランティアをやっている。
- ○宅配のボランティアをやって10年以上になる。元気なうちは続けて宅配を頑張っていこうと思う。
- ○現役の時は、本を買って読んでいた。リタイアしてからは自宅の書庫がいっぱいになったこともあって、図書館を大いに利用している。先日ぴゅー太を使った時、自分ではどうもわからず、これではいけないと思って本日参加した。
- ○図書館開館以来50年お世話になっている。アカデミー愛とぴあの会員で、図書館とは切っても切れない生活を送っている。利用者懇談会にはいつも参加している。
- ○書架整理のボランティアをやっている。2004年からずっとボランティアをやっている。今日はたまたま当番にあたっていたので参加した。
(5)懇談会
○=利用者、●=図書館
- ○コンピューターのことですが、変わったばかりは、よくわからなかったが、ログインすると入力や予約がいちいち入れなくても全部できるようになって、ログアウトするまでできるようになったので、それがとても便利で使わせてもらっている。
- ●今回採用しているシステムは、おっしゃったようにコンピューターにログインする、ログアウトするということの中で動くようにできている。色々と意見があるかもしれないが、自分の読んだ本を記録に残すことができるようにもなっている。もう一度読みたいと思ったときに一番便利なことかもしれない。
- ○キーボード入力がひらがな入力に変換されて、そのままになっていることがある。ある時間が来たら、元のローマ字入力に戻るなどしていただければと思う。また、音声入力は、図書館ではできないと思うが非常に便利であると思う。
- ●キーボード入力はローマ字入力で使う人がかなり多くなっているが、ひらがな入力のほうがいいという方もいる。ローマ字入力ではなくなる場合として、二つ要因が考えられる。一つは自分でひらがな入力に切替え、そのまま元に戻さない方がいらっしゃった場合と、もう一つはシステムの設定の不具合で切り替えるとそのまま元に戻らないというシステムの問題があった。10月にシステムを入れ替えてそういう話があった。ちゃんと切り替えられるように、わかるようにしておきたい。
また、音声入力については、今はマッキントッシュというかアップルの携帯を使っている人はSiriというシステムに話しかけると「○○ですか?」と検索ができるようになっていて、音声入力というものがもしかしたら新しいやり方の一つとしてあるのかもしれない。しかし、検索すると周りの人に聞こえてしまうことが図書館のやり方としてどうなのかという問題はある。今のところカウンターで喋りかけてもらえば、検索させていただきます。 - ○ ボランティアで書架整理をやっていてよく聞かれることがある。例として“詰め将棋”の本を探している人がいて、コンピューターで“詰め将棋”と検索すれば出てくることだが、検索できない人もいるので、“詰め将棋”だけで置いておくことはできないか。また、耐震対策についても気になっていることがある。本棚から本が落ちないように、本棚の1段目から2段目までに滑り止めのテープをつけているが、もう完成しているかと思ったら一部残っている。端のほうのテープがめくれている。2か所くらいある。早めに対策をして100%にしておかないといけないのではないか。
- ● 耐震対策については、早急に確認して対応します。また、“詰め将棋”という例を今出していただきましたが、よく聞かれそうな本をピックアップしてまとめて置いておくというのは一つのやり方ではある。一番わかりやすい例としては、5階の一番奥の棚、コンピューターの本は、Excel、Word、データベースの本だとかを、固まりで置いて見出しをつけてある。同じ分類の中でちょっとよけて置くという工夫をする必要があれば、検討していく。
- ○ 先ほど過去に借りた図書の記録を希望すれば見せていただけるというふうに理解したがそうなのでしょうか。自分は趣味で借りた本の書名、著者名、借り受けた日などを記録につけている。それでも過去にうっかり同じ本を2度借りてしまったことがあったため、図書館に記録を見せてもらえないかどうか尋ねたことがある。
- ● ぴゅー太やご自分のパソコンで、貸出記録を残すという設定をすれば、その後に借りたものから記録を残すことができる。図書館に記録を残すのではなく、ご自分のマイライブラリ―でだけ見れるようになるので、図書館職員は見ることができないようになっている。マイライブラリ―は利用カードの番号とパスワードがないと見れないようになっている。
- ○ 自分は図書館から色々な恩恵を受けている。ボランティアの方の働きは目には見えないが、力になっている。何かできることがあれば、お手伝いしなければいけないなと感じた。
- ○ 実際に本を探す時、特に難しいと感じているのは4階一番奥の料理の本である。細いので番号が見えにくいし、きっちり入っているので一回出すと元に戻すのも大変である。料理の本は利用する人が沢山いると思うので、置き場をもっと工夫したほうがいい。
- ● 昔は料理の本を細かく分け、見出しを立てていたが、現在は試行錯誤した結果、番号順、カタカナ順に分けている。料理の本は分けるのが非常に難しい。料理の書架は課題。ご意見をいただきながら考えていく。
- ○ リタイアした人達が抱えている本はかなりあると思う。うまく利用して寄贈してもらうルールがあれば聞かせてもらいたい。そうすると予算も助かるのではないか。
- ● 調布市立図書館で寄贈のルールとしているのが、新しい本であれば3年以内に出ているもの、調布について、東京について、多摩についてなどの地域資料、映画に関するものをお願いしている。しかし、例えば、仕事で本を買い集めてきた方は多くいらっしゃると思うし、いわゆるコレクションとして固まりであれば活かせるのではないかと思う。時間がかかるかもしれない、すべてお受けすることはできないのかもしれないが、話を伺った上で、どこがそういうものを受け取ってくれるか、ご相談を受けることはできるのではないかと思う。
- ○ 蔵書のことでお話があったので最近知ったことだが、ご参考までにお知らせしたい。電通大は古い図書を有効に使ってくれる制度を持っているようだ。11階にパンフレットを置いてあるので、参考までに。カウンターの方にお尋ねしてみて下さい。
(6)副館長挨拶
今日は足元悪い中、寒い中、お越しいただきまして、ありがとうございました。貴重なお話をいただけて、今後の参考にしていきたいと思います。
図書館は利用して下さる方、ボランティアの方に支えられて50周年を迎えることができました。50周年記念のキャラクターとして“じろ”というキャラクターも作りまして、色々な所で図書館を盛り立てていこうとしています。今後50周年記念の記念誌を作る予定や3月には記念講演会の予定もあります。本当に今日はありがとうございました。