平成19年度 ハンディキャップサービス利用者懇談会事業報告

1 日時

平成19年10月31日(水)午前10時から午前11時30分まで

2 場所

文化会館たづくり6階601・602会議室

3 出席者

利用者12人、音訳者12人、点訳者2人、図書館職員10人

4 懇談会内容

  • (1)出席者紹介
  • (2)館長挨拶要旨
    ご意見をいただき、さらに一層のサービスの充実を図っていきたい。録音図書の蔵書数、デイジーの蔵書数、点訳プライベートサービス、宅配サービスの利用のいずれも昨年度と比べ増加している。これらは皆様の日頃の努力と協力の賜物であると考えている。
  • (3)利用状況についての報告
  • (4) 利用状況についての報告
  • (5)デイジーワンポイントアドバイス
  •  

5 利用者からの御意見・御質問等要旨

○=利用者、●=図書館

  • ○調布市の対応が充実していること、音訳者のレベルが高いことに感激した。
  • ○以前に参加した懇談会でいろいろな情報を紹介してもらい、今では視覚障がい者の仲間ができた。懇談会に出席したおかげだと思っている。これからもオカリナ通信に、多くの情報を載せてもらえればありがたい。
  • ●オカリナ通信に関しては、一昨年の懇談会でたくさんのご意見をいただき、昨年、図書館からのお知らせなどを増やしたが、今後も載せたいと考えている情報もあるので楽しみにしていていただければと思う。
  • ○オカリナ通信を毎月楽しみにしている。デイジー図書は、まだ聞いたことがないが、テープのように再生不良にならないみたいなので、1回利用してみたい。
  • ●他図書館も含め現在貸出しているデイジー図書は、ほとんどがテープ図書をつなぎ合わせてCDに録音しなおしたものであるため、テープで音が劣化しているものは、そのままデイジー図書のほうにも同じような状態で録音されてしまう。またテープを無理やりつなげているため、どうしても不自然な部分がでてきてしまう。デイジー図書だと劣化という点では心配はないが、今のところ入っている音はテープとあまり変わらないのだとご理解いただければと思う。今、直接デイジー図書を作るという作業も始まっているので、つなぎ部分の不自然さは今後なくなっていくかとは思う。
  • ○夫がハンディキャップサービスの利用者で、今日は夫の代わりにお礼を申し上げたい。私も障がいをもつ方々と共にという活動をしており、冊子の音訳やテープのダビングをさせてもらい、感謝している。
  • ○私は対面朗読で、新聞記事を中心に朗読してもらい、楽しんで聞いている。この素晴らしい制度を中止せず永遠に続けてほしい。
  • ○オカリナ通信での新刊図書案内で同音異義語が多い題名の時は漢字を説明してほしい。
  • ●今でも同音異義語が多い漢字に説明は入れてはいるが、今後はより利用者の立場にたって作っていきたい。
  • ○いろいろな分野から本を録音図書を作ってほしい。
  • ○利用者懇談会は参考になるので今後も続けてほしい。オカリナ通信に会やサークルのお知らせを載せてもらえないか。
  • ●原稿をいただければ載せることができる。
  • ○朗読・対面・点訳とお世話になっている。今後もハンディキャップサービス全般に期待している。
  • ○ 昔は文書の中の点・マルは点訳されず、それで読んできたので、点・マルは読むのに本当は邪魔。特に中途失明や最近読み始めたあまり点字の読めない方にとっては、点というのは逆に読みにくいという話もある。
  • ○点訳資料では点はないほうが読みやすい。ピリオドはしょうがないが、ますあけだけでつめたほうがよい。
  • ○私は先天性の障がい者だが記号や符号がついているほうが好き。そういうのも中にはいる。
  • ○点・マルというのは、ますあけだけで、符号によっては取ってもいいということになっている。
  • ●調布は日本点字図書館の方式とも違う独自の方式でやっている部分がある。プライベート点訳受付の時には要・不要を聞いていきたい。
  • ○対面朗読には自分の好きな本を持ってきてもよいのか。その場合に著作権はどうなのか。読んでほしい本が手元にあり、その本は市販されてないのだが、それでも構わないのか。また、当日に持っていくのでよいのか。
  • ●対面朗読で読む場合には、著作権はクリアされている。また、対面朗読では初見で読ませていただくので当日でよい。ただ、すごく難しいものであればお預かりし先に読んでおくこともできる。

6 音訳者・点訳者からの御意見要旨

  • ○いつも聞いていただき感謝している。デイジーの直接録音を皆頑張ってやっているので楽しみに待っていただければと思う。何かお感じになった時には、ぜひ聞かせていただければと思う。
  • ○対面朗読とテープでの録音をやっている。ここで製作されるものは行き届いた校閲を経て、正確な聞き応えのあるテープやデイジーができていると私も感じているが、大体2校3校を経ると遅くなるので、もし割り切って二つに分けられればご要望に沿ってより早くお届けできるのではと思っている。
  • ○今日は音訳の利用者が多いようだが、点訳のほうもより早く、より良いものができるように十数人で努力してやっているので、要望を聞かせていただければと思う。

9 閉会挨拶

今日はいろいろお話を聞かせていただき、大方評価をしていただいていると感じた。音訳・点訳・布の絵本製作の方と協力しながらハンディキャップサービスをおこなっていきたいと思っている。