平成18年度 調布市立図書館利用者懇談会若葉分館開催報告
- 1 日時:平成18年7月23日(日)午前10時から午前11時30分まで
- 2 会場:調布市立図書館若葉分館おはなし室
- 3 参加者:調布市立図書館利用者4人、図書館職員4人
- 4 内容(要旨)
(1)館長挨拶
(2)平成18年度図書館事業計画・平成17年度図書館事業報告
平成18年度図書館事業計画・平成17年度図書館事業報告を行う。
(3)平成17年度懇談会の報告
(4)「調布市後期基本計画に係る図書館事業計画」について
(5)「図書館開館40周年記念事業」について
(6)参加者自己紹介
- ○10年前、木更津から東京に転勤になり調布に居を構えました。調布の図書館は、本がたくさんあって良いです。一昨年の利用者懇談会に出席して、平日ではなく日曜日にやってほしいと頼みました。今年は日曜日になったので喜んでいます。私の図書館を使う喜びは、目的の本の隣に置いてある別な本を知ることができるということ。コンピュータは目的にたどりつけますが、セミとりから虫の生態というように発展させていくことはできません。
- ○ 若葉分館は、散歩の途中に寄れて良いです。知りたいことがあった時、図書館でいろいろ案内してもらったことがあります。
- ○昨年の利用者懇談会に参加して、要望を出しましたが、若葉分館は特色ある分館になりつつあります。「国際塾」という国際問題を語りあうサークルを主催しています。昨年9月から若葉分館集会室を借りていますが、分館の自然のロケーションが大好きです。
- ○実篤がまだ目の黒いうちから調布に住んでいます。調布の図書館の職員は頼んだ資料を探すことがすごい。今までに頼んだことで判らないことはありませんでした。若葉分館の国際塾に影響を受けて、国領で簿記塾を始めましたが、2月に3名合格、6月に3名の合格者を出しました。
(7)意見交換
○=利用者、●=図書館
- ○レファレンスサービスは多くの資料を提供してもらえるし、時間も節約できるので、もっと利用者に知らしめてはどうでしょう。また、子どもたちにも本を探す過程を教えたらどうですか。
- ●調布市立図書館は子どもへのサービスに力を入れてきました。調布市子ども読書推進計画も策定され、引き続き、子どもの読書活動を支援していきます。小学校高学年に向けて「図書館で調べものをするときに」という冊子を配布していますが、今後も広く宣伝をしていきたいと思います。
- ○分館ごとにテーマを決めて収集保存ができませんか。本を捨てないで集める工夫をして欲しいです。例えばA館は、家庭分野の料理の本をすべて保存しておくとか、B館は時代小説を保存しておくというように。
- ●分館には限られた蔵書スペースしかありませんので、調布で1冊しか所蔵のないものは全て、中央図書館でまとめて保存していきます。
- ○予約受付け件数をふやしてほしいです。予約待ちの本を予約するとすぐ20件になってしまって予約がかけられません。
- ●現在でも年々予約件数が増えている中で、20件以上にすると、仕事量・物流の量が増え、予約本を取り置く場所や予約連絡が増加するので難しい現状です。また、予約件数が多くなるのにともない、連絡しても予約本をとりに来ない利用者も増えてきて、それに伴う業務も増えています。
- ○インターネットで予約をかけた人には、Eメール連絡は不要にすべきです。そのようなことで業務増大にならないようにして、もっと他のことに力をいれたほうがよいのでは。
- ●できるだけ業務は改善して軽減化していきたいと考えています。予約受付件数の増加については検討が必要です。
- ○カラーコピー機を分館も入れてほしいです。
- ●今のところ費用の点で難しい状況です。
- ○図書館運営のサポーターの団体(友の会ような)が、図書館費用確保のために指定寄付を募るような制度はできないのでしょうか。外国は同時多発テロやスマトラ沖大地震のようにDonation(寄付)が盛んです。
- ○電通大と協力して調布市民大学のような自主的企画ができませんか。図書館の講座は有名講師が多いが、多額の講師料を払うのでなく、市民の中で自分の研究をしている人などの力を借りて地元の人たちでカバーできませんか。
- ●貴重なご意見なので、検討していきたいと思います。
- ○この地域の住民も国際色が豊かになっています。英語の図書や参考資料をどの程度入れたらよいか考えてほしいです。また、どのようなものがあるか紹介してほしいです。
- ●外国語の資料は、調布に住んでいる外国人の国籍別人口を調べ、新中央図書館をつくるときに、外国語新聞の選定に生かしました。英語圏の次は、韓国、中国、フィリピンの方が多く、所蔵図書は英語、朝鮮語、中国語がほとんどですが、今後力を入れなければならない分野だと考えています。
- ○生涯学習に力を入れた自治体で、介護保険の支払額が減少したところがあると本に紹介されていました。行政は生涯学習をもっとバックアップしてほしいです。
- ●他の分館でも同じようなご意見をいただいているので、分館の利用をもっと促進していきたいと思います。
- ○若葉分館の新刊置場が見にくいです。
- ●今まで新刊コーナーは二階にありましたが、足の弱い方などのことを考慮して一階に持ってきました。なかなか良い場所がみつかりませんが、子ども室入口の昔話絵本のコーナーの一区画が空いたので、そこに移します。