2011年度 樟まつり

第40回 -共に生き、共に学ぶ- 樟 ま つ り 平成24(2012)年2月

毎年2月に開催しております「樟まつり」は生涯学習の基本を培う目的と更なる学習の拡がりを願い、今年で40回目となります。皆様お誘いあわせのうえご参加ください。

★詳細は、市報1月20日号や図書館配布物に掲載します★

日時/場所 催事(入場無料/先着順)
2月1日(水)2時~4時
たづくり12階 大会議場
(先着200名)
文芸講演会 「言葉の架け橋、文学の力」
講師:阿刀田 高 氏(あとうだ たかし) 作家 

1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュ-。79年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、95年『新トロイア物語』で吉川英治賞受賞。他に、ミステリー、現代風俗・男女の関係をテーマとする小説集、伝記・歴史にちなんだ小説集、教養書等、著書多数。

2月4日(土)2時~4時
たづくり12階 大会議場
(先着200名)
文化講演会 「旅のたのしさ」
講師:池内 紀 氏(いけうち おさむ) ドイツ文学者・エッセイスト

1940年、兵庫県姫路市生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業、1965年東大大学院人文科学研究科修士課程修了。神戸大学助教授、東京都立大学教授、1985年東京大学文学部教授、定年前の1996年に退官。退官後は文筆家、翻訳家として幅広く活躍している。主な著訳書に『今夜もひとり居酒屋』(中公新書)、『人と森の物語』(集英社新書)、『カフカ短篇集』(岩波文庫)等、著訳書多数。

2月10日(金) 2時~4時
たづくり12階 大会議場
(先着200名)
文芸講演会 「短歌の楽しさ」
講師:高野 公彦 氏( たかの きみひこ )  歌人・朝日歌壇選者・「コスモス」選者

1941年、愛媛県生まれ。東京教育大学国文科卒。在学中に短歌を作り始め、「コスモス」に入会し、宮柊二先生に師事。卒業後、河出書房編集部に勤務。現在、「コスモス」編集委員・選者。これまで歌集『汽水の光』、『天泣』(若山牧水賞)、『水苑』(詩歌文学館賞および迢空賞)、『天平の水煙』など計十二冊。また、評論集『地球時計の冥想』『うたの回廊』、エッセイ集『ことばの森林浴』『うたを味わう』などがある。平成十六年より朝日歌壇選者。同年、紫綬褒章を受章。

2月12日(日)2時~4時
グリーンホール小ホール
第 40 回 市民句会
「選評と俳話」 青柳志解樹氏、坊城俊樹氏、黒田杏子氏、棚山波朗氏、水原春郎氏
2月15日(水)2時~4時
グリーンホール小ホール
(先着300名)
講演会 「熟年時代を豊かに暮らす ~人生100年、自立して生きる知恵と工夫~ 」
講師:樋口 恵子 氏(ひぐち けいこ )  東京家政大学名誉教授

1932年、東京生まれ。1956年東京大学文学部卒業・東京大学新聞研究所本科終了。その後、時事通信社・学習研究社・キャノン株式会社を経て、評論活動に入る。現在、評論家・NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長、東京家政大学名誉教授・高齢社会NGO連携協議会代表、消費者庁参与。最近の著書に『私の老い構え』(文化出版局)、『チャレンジ』(グラフ社)、『祖母力』(新水社)、『女、一生の働き方』(海竜社)、共著『70代三人娘 元気の秘訣』(講談社)、共著『家族のケア家族へのケア』(岩波書店)など、他著書多数。

2月18日(土)2時~4時
たづくり12階 大会議場
(先着200名)
文芸講演会 「わたしを生きる、あなたを生きる」
講師:和合 亮一 氏(わごう りょういち) 詩人

1968年福島市生まれ。国語教師。第1詩集「AFTER」(1998)で第4回中原中也賞受賞。第4詩集「地球頭脳詩篇」で第47回晩翠賞受賞(2006)。震災以降、地震・津波・原子力発電所事故の三重苦に見舞われた福島から、Twitterにて「詩の礫」と題した連作を発表し続け、大きな反響を呼んだ。国内だけでなく海外でも翻訳された「詩の礫」を朗読し、被災地が抱える思いを発信する。2011年6月、これらの作品群を、「詩の礫」(徳間書店)、「詩の黙礼」(新潮社)、被災地と和合との対談と新作詩で綴る「詩の邂逅」(朝日新聞出版)として書籍化、3冊同時出版。

2月19日(日) 1時30分~4時
たづくり8階 映像シアター
第 39 回 市民歌会
「選評と講話」 選者:雁部貞夫氏、来嶋靖生氏、小島ゆかり氏
2月22日(水)2時~4時
たづくり12階 大会議場
(先着200名)
文化講演会 「平清盛の史実と伝承」
講師:樋口 州男 氏(ひぐち くにお) 中世史研究家・博士(文学)

1945年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。都立高校教諭、専修大学・千葉大学非常勤講師をへて、現在、拓殖大学非常勤講師、NHK教育テレビ高校講座「日本史」講師。著書に『中世の史実と伝承』(東京堂出版)、『日本中世の伝承世界』(校倉書房)、『武者の世の生と死』(新人物往来社)、共編著『図説・平家物語』(河出書房新社)、『検証・日本史の舞台』(東京堂出版)、『再検証・資料が語る新事実・書き換えられる日本史』(小径社)、『木曽義仲のすべて』(新人物往来社)ほか多数。古文書・古記録類のほか、文学作品・伝承・絵画(絵巻物や絵図)を資料として活用する方法を試みている。

2月26日(日)2時~4時20分
グリーンホール大ホール
名画鑑賞会 「星守る犬」
要・入場整理券(詳細は1/20市報をご覧ください
監督 / 瀧本 智行
出演 / 西田敏行、玉山鉄二、ほか
原作 / 村上 たかし「星守る犬」(双葉社刊)

「おとうさん」の家に拾われた捨て犬ハッピーの視点で描かれている物語。仕事を失い、病を患い、家族と住む家も失った「おとうさん」が、愛犬ハッピーと共に旅に出て死ぬまでのさまを描いた128分の人間ドラマ。

2月9日(木)~13日(月) たづくり南ギャラリー  日本画・淡彩画展 

共催 / アカデミー愛とぴあ ・ 調布市立図書館