追悼 高峰秀子さん

今年100周年を迎える映画会社

2012年12月10日

今から100年前、1912年は日活、パラマウント、ユニバーサルの3つの映画会社が誕生した年でもあります。今回は3社の魅力や作品を知ることのできる資料や雑誌記事、チラシなどをご紹介します。
また、映画のまち調布と日活100周年のコラボレーション企画として、9月に京王電鉄から限定販売された記念切符も展示しています。

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追悼 森光子さん

2012年12月5日

11月10日に女優・森光子さんが肺炎のため、92歳の生涯を閉じました。森光子さんは13歳の時に端役として映画デビュー、その後歌手などを経て、41歳の時に舞台『放浪記』で初の主役に抜擢されました。その後放浪記は通算2017回公演、森さんは2005年に現代演劇の俳優としては森繁久弥、山田五十鈴に次いで3人目の文化勲章受章者となりました。
今回は森光子さんを偲んで、著作や出演した作品の原作本を紹介します。

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追悼 若松孝二監督

2012年11月20日

10月17日、若松孝二監督が76歳で急逝しました。

若松監督は暴力、エロス、政治などの反体制的な作品で知られ、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』(2007)で第18回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞、『キャタピラー』(2010)は国内のみならず海外でも評価されました。監督の口癖は「映画に時効はない。僕が死んでも作品は50年、100年と残るんだ」だったそうです。

今回は若松監督を偲び、映画や著作を紹介します。

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タルコフスキー生誕80周年

2012年11月20日

今年は、1986年にパリで客死したロシアの映画監督、アンドレイ・タルコフスキー生誕80周年の年です。

遺した映画は9本と寡作ではありますが、その叙情的な自然描写から,「映像の詩人」と呼ばれています。また、黒沢明監督とも親交があったことも知られています。

今回はタルコフスキー監督とその作品の魅力に迫る資料をご紹介します。

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第20回キンダー・フィルム・フェスティバル

2012年8月7日

キンダー・フィルム・フェスティバルは、日本最大の子どもたちのための国際映画祭です。世界中の子ども向け映画を観賞したり、声優体験ワークショップなどに参加することができます。今年で開催20回目を迎え、調布で開かれるのは今年で5回目となります。今年はグリーンホールでの開催です。

今回はキンダー・フィルム・フェスティバルで上映される映画の原作本、関連本をご紹介します。


第20回 キンダー・フィルム・フェスティバル
場所:調布市 グリーンホール 大ホール
日時:8月15日(水)~19日(日)
終了しました

 

キンダーフィルム ホームページはこちら
http://www.kinder.co.jp/

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「ベルさん」を偲んで ―追悼 山田五十鈴さん―

2012年7月26日

2012年7月9日、女優の山田五十鈴さんが多臓器不全のため95歳の生涯を閉じました。

「ベルさん」の愛称で親しまれた山田さんは13歳の時に日活に入社し、『剣を越えて』(1930)で映画デビューしました。女優としては初めて文化勲章を受賞し、映画やドラマ、CMや舞台など多方面で活躍されました。初代水谷八重子さん、杉村春子さんらと共に3大女優とも言われています。

今回は山田五十鈴さんを悼み、記事や書籍を紹介します。

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フランス映画特集

2012年6月15日

日本で2012年4月に公開された、モノクロ・サイレント映画『アーティスト』は第84回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞、作曲賞、衣装デザイン賞の5部門を受賞しました。フランス映画の作品賞及び、フランス人男優の主演男優賞受賞は史上初であり、サルコジ前仏大統領も「フランス映画のバイタリティを証明した」と称賛しています。

そこで今回は、過去にどのようなフランス映画が公開され、どのような俳優・女優たちが銀幕を彩ったのか、フランス映画の歴史に触れられる本を紹介します

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追悼 新藤兼人監督

2012年6月1日

2012年5月29日、新藤兼人監督が100才でこの世を去りました。

氏は、映画監督を志して進行キネマの美術助手となり、その後、シナリオを独学で書き、松竹大船撮影所の脚本部に入りました。

そして、戦後復員してから本格的にシナリオを執筆し、1951年に監督デビューを果たしました。「愛妻物語」「原爆の子」「裸の島」「第五福竜丸」など多数の社会派作品を発表しています。

新藤兼人監督を偲んで、生前に制作された映画と著作・シナリオ等を紹介します。

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映画の図書展 2012

2012年3月1日

  • 日程:3月7日(水)~11日(日)
  • 時間:10:00~19:00
  • 終了しました
  • 会場:調布市文化会館たづくり2階 北ギャラリー

〔展示テーマ〕

日活100年の歩み
株式会社日活は今年、創立100年を迎えます。大正時代の創立期から、戦前、戦後1950~1960年代、そして2000年代の日活を追いました。また、日活多摩川撮影所の紹介や関連資料を展示しています。
女優浅丘ルリ子
浅丘ルリ子さんのトークショーおよび出演作品の上映に合わせて,映画ポスターやスチール写真・日活アクション当時の雑誌記事を展示します。
映画のまち 調布
市内の映画産業の紹介や、昨年夏のキンダー・フィルム・フェスティバルの様子をお伝えします。また、調布の映画人の方(菊川芳江氏・中尾壽美子氏)からご寄贈いただいた資料を展示します。

普段なかなか見ることのできない貴重な資料を展示します。この機会にぜひご覧ください。

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追悼 高峰秀子さん

2012年1月5日

 2010年12月28日に、女優の高峰秀子さんが亡くなりました(享年86歳)。高峰さんは、1929年松竹蒲田映画、野村芳亭監督の「母」でデビュー。
 以後、戦前戦後を通じて日本映画界の大スターとして1979年の引退まで活躍されました。出演作は300本を超え、その功績は今もなお映画史に輝いています。戦前から子役として数多くの映画に出演されました。そして戦後に東宝争議に巻き込まれた結果、新東宝へ移籍し、51年に半年間パリで一人暮らしを経験されています。帰国後は、フリー俳優として活動を再開されました。
 「二十四の瞳」でブルーリボン主演女優賞を受賞し、また「女の園」「喜び悲しみも幾歳月」「永遠の人」等の作品で毎日映画コンクール女優主演賞を4度受賞。「浮雲」で東南アジア映画祭最優秀女優賞や「名もなく美しく」でのサンフランシスコ映画祭主演女優賞を受賞し、国内外で高い評価を受けています。
 高峰秀子さんを偲んで、生前にご出演された映画と著作を紹介します。

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