調布市立図書館施設整備に向けた基本的な考え方を整理しました

  • 掲載日2024年3月20日
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調布市立図書館は、中央図書館をはじめ、10の分館があります。
分館は整備から50年近く経過し、建て替えの時期を迎えている館が多くあります。
今後も一層、市民のみなさまに愛される図書館をつくるため、施設整備に向けた基本的な考え方を令和6年2月に整理しました。
 

調布市立図書館施設整備に向けた基本的な考え方

調布市立図書館では現在、中央図書館、10の分館、高架下資料保存庫からなる図書館ネットワークを構築し、サービスを提供しています。
こうした中、市が策定した調布市公共施設マネジメント計画(令和5年2月)において、令和12年度までに、中央図書館、国領分館、宮の下分館、緑ヶ丘分館、若葉分館、染地分館及び高架下資料保存庫について、新たに整備又は整備の検討を行うものと位置づけられました。
ついては、これら整備等に向けて、改めて調布市立図書館としての施設整備の基本的な考え方を次のとおりとりまとめました。
今後、地域特性や立地条件、面積等、施設整備に与えられた条件のもと、地域住民の意見を踏まえ、適切に機能を盛り込みながら整備に当たっていくものとします。

1 利用者ニーズに応える図書館

多様な利用者層・ニーズの把握と施設整備への反映

2 読書・調査活動への支援

(1) 静かに読書できるスペースの提供
(2) 幅広く充実した資料の提供及び展示を可能とする書架整備
(3) 利用者の学習を支援するスペースの提供
(4) 貴重な調布ゆかりの地域資料を展示活用できるスペースの確保
(5) 所蔵資料を十分に保管できる書庫の整備

3 乳幼児・児童・青少年の利用促進

(1) 対象年齢や世代別ニーズに合わせた資料提供スペース等の設置
(2) 乳幼児連れの保護者が安心して利用できる設備・空間の整備
(3) 地域の保育園、小学校の図書館ガイダンスに対応できる十分な広さの子ども室、おはなし室の設置

4 ICTを活用したサービスの提供

(1) 利便性の向上とプライバシーの保護を図るICタグ及び関連機器の導入
(2) 充実したデジタル資料等の提供が可能なスペースの確保

5 居場所としての図書館

(1) 会話などコミュニケーション可能なスペースの設置
(2) 多目的な利用に対応可能な柔軟な設計
(3) 子どもから高齢者まで誰もが過ごしやすいスペースの確保

6 持続可能な図書館

(1) ユニバーサルデザイン、バリアフリーに対応した設計
(2) 省エネルギー、メンテナンスフリーに配慮した設計
(3) レイアウト変更に対応したフレキシブルな設計
(4) サービス動線を考慮した設計