映画資料
調布市立図書館映画資料収集等に関する方針
1 目的
調布には昭和8年に日本映画株式会社の多摩川スタジオが建設され、昭和9年に日活多摩川撮影所、昭和17年に大映撮影所が設立された。以後、独立プロダクションや現像所などの映画産業が栄え、現在も様々な映画関連企業が調布に存在する。
「映画のまち調布」の地域資料の一環として、日本映画、特に日活調布撮影所・角川大映スタジオに関する資料を中心に、映画に関する資料や映画制作に役立つ資料を幅広く収集することを目的として、「調布市立図書館映画資料収集等に関する方針」を定める。
2 収集形態
映画関係資料のうち、次の資料形態のものを収集する。
- (1) 図書
- (2) 雑誌
- (3) チラシ
- (4) ポスター
- (5) パンフレット
- (6) 新聞
- (7) スチール写真
- (8) その他の印刷資料
3 収集範囲
- (1) 日活調布撮影所・角川大映スタジオほか、調布の映画関連企業に関する資料、調布と映画に関する資料
- ア 社史
- イ 経営・営業
- ウ 映画論、作品論、評論、作品解説、作品ガイド
- エ 映画史
- オ 映画館
- カ 俳優(映画、テレビドラマ出演者)の著作、伝記など
- キ 映画制作者(監督、プロデューサーなど)の著作、伝記など
- ク 映画人写真集、スチール写真
- ケ アニメーション
- コ 制作、映画技術
- サ 台本、シナリオ、原作
- シ 社内報
- ス 映画祭
- セ 映画政策
- ソ ロケ地
- (2) 日本映画関係資料(松竹、東宝、東映ほかを含む。)
- ア 社史
- イ 経営・営業
- ウ 映画論、作品論、評論、作品解説、作品ガイド
- エ 映画史
- オ 映画館
- カ 俳優(映画、テレビドラマ出演者)の著作、伝記など
- キ 映画制作者(監督、プロデューサーなど)の著作、伝記など
- ク 映画人写真集、スチール写真
- ケ アニメーション
- コ 制作、映画技術
- サ 台本、シナリオ、原作
- シ 社内報
- (3) 外国映画関係資料
- ア 映画論、作品論、評論、作品解説、作品ガイド
- イ 映画史
- ウ 俳優、映画制作者などの著作、伝記など
- エ 映画写真集、スチール写真
- オ アニメーション
- カ 制作、映画技術
- キ 台本、シナリオ、原作
- (4) 映画技術について制作上の参考資料として歴史、民族、建築及び芸術について主要なものは収集する。上記(2)、(3)についても同様に収集する。
4 保存
調布市立図書館の特別コレクションとして私たちの世代で消費することなく、次代へ継承していくために保存を行う。特に、映画が主題となる資料について、一定期間を経過したものは館内閲覧資料として保存する。また、日活調布撮影所・角川大映スタジオほか、調布に関する資料、資料的価値の高い資料及び利用頻度の高い資料については、複本を購入し、保存を確実に行う。
平成24年7月10日
令和5年3月31日 改訂